『こうでなければならない こうでなくてもよい』

私にとって作品は、私の生きた証です。
人は常に変化をし続けているので、去年描いた絵を今の自分はもう描けないし、昨日書いた詩を今日同じように書くことはできない、と考えています。(実際その時メモし忘れると完全に失われてしまいます)

だから、呼吸して二酸化炭素を作り出すように、知らないうちに髪の毛がのびるように、飲み食いすれば排泄物を出すのと同じように、本当は私はできれば常に描いたり書いたりして、どんな瞬間も逃さないようにしたいのです。
この壁を覆う絵はそうした性格を持っています。
また、私が描いたり書いたりするとき、「こうでなければならない」と思うと同時に、「こうでなくてもよい」と思う私も存在しています。
ここにいる自分も、もしかしたら自分である必要はなかったし、描くものもそれじゃなくてもよかった。もっと良い方法が、もっといいものがあるのかもしれない。でも、今そこにいるのは私であり、私によって描かれたり書かれたりするものはこうでなくてはいけなかった。だから、目の前にある。
この壁を覆う絵の一つ一つが、偶然であるようでいて必然でもある自分の存在を表しています。
私は、自分の作品を見て「いいな」と思えないときもあります。しかし、それもその時の自分から生まれたものとして、それ以上でもそれ以下でもなく、もうしょうがないのです。
また、もしかしたら数年後の自分が、忘れていた作品を発掘するように見返したとき、良いと思えるかもしれない。あるいは全然知らないあなたが良いと思ってくれるかもしれない。
そのとき、その作品を生み出す時間を生きた私はなんだか救われるような気がするのです。
生み出した作品は私の生きた証の積み重ねであると同時に、これからも私がこの世に存在して良い、存在すべきだという安心感を与えてくれるのです。
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アートコンペGEISAI#22 & Classicに出展しました。
このコンペの存在と(GEISAI#22の方は)参加資格が29歳以下なのを知り、
その時27歳だった私は、これは申し込まないといけないやつだ!と思いました。
壁ありブースでの申し込みは確か10万円くらいして「いやいやいや、高すぎる!」と思ったのですが、壁なしで設置するには時間も準備もノウハウも足りないし「わたしゃこのために働いてお金稼いできたんだろうが!」と思って壁ありで申し込みました。で、無事に事前審査を通過しました。

会場では他の参加者の方のいろいろな作品を見れて楽しかったです。
(美大の学生が多かったので、ちょっと場違い感もありつつ...)
好きだなーと思った作品の作者の方のInstagramをフォローしているのですが、その後の活躍を見れて面白いのと同時に刺激になります。

少し離れた場所で開催されていた30歳以上が参加する「GEISAI Classic」の方もブラブラまわりましたが、
やはり若者と違って見せ方がしっかりしているというか、己をわかってらっしゃるというか、覚悟が決まっているというか。見る側に不要な戸惑いを与えないパッケージの仕方がそれぞれにあり、流石だなあと大変勉強になりました。

名称:GEISAI#22 & Classic
開催日程:2023年4月30日(日)10:00〜17:00
会場:東京ビックサイト 西1ホール
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